できるようになること
- 規則や禁止事項が理解できる。
- しなければならないこと、する必要のないことが理解できる。
ない形の導入
T:(テスト中の絵を見せて)何をしていますか。
S:テストをしています
T:そうですね。テストをしています。
T:友達と話します。いいですか?
S:だめです。
T:だめですね、友達と話さないでください。
T:友達のテストを見ます。いいですか?
S:だめです。
T:そうです。友達のテストを見ないでください。
板書
話します→話さ(ない)で ください
話しますは、ます形
「話さ」はない形です。
今日は、ない形を勉強します。
形の作り方
2グループ→3グループ→1グループの順で導入する。
文字カード使って、しっかりと練習をする
(Vない形)+ないでください
先ほどの場面提示で意味はわかっているので、絵カードなどで練習する。
(絵カードを見せて)
T:辞書を見ません。辞書を見ないでください。
S:辞書を見ないでください。
板書
じしょを みないでください
(ない形)+ないでください
(絵カードを見せて)
T:窓を開けません。窓を開けないでください。
S:窓を開けないでください。
板書
まどを あけないでください
(ない形)+ないでください
文字カードで「~ないでください」を作る変形練習
絵カードを見せて口頭練習
「~てはいけません」との違いを確認
T:(禁煙マークを見せる)これは?(マークを指す)
S:タバコを吸ってはいけません
T:そうですね。
T:(煙草を吸っている人と、医者を出す)では、この人。医者です。何と言いますか。
S:たばこを吸わないでください。
T:そうです。吸ってはいけません、はルール。吸わないでください、はお願いです。
T:さっきまでとは違う新しい「しないでください」も勉強します。
なければなりません。
一般的に行われている習慣や決まりごとなどを例に挙げるとよい。
T:ここは日本のうちです。(靴を履いている人の絵)靴で入ります。いいですか?
S:いいえ。靴で入ってはいけません。
T:そうですね。日本のうちに、靴で入ってはいけません。靴を、どうしますか。
S:靴を脱ぎます。
T:そうです。靴を脱がなければなりません。
板書
T:本を借ります。本を返しません。いいですか?
S:ダメです。
T:そうですね。本を返さなければなりません。
文字カードで「~なければなりません」を作る練習
絵カードを作って、文章を言う練習
先生が言う→生徒全体リピート→個別リピート
疑問詞を使った質問をしてそれに答えてもらうのもいい
〜までに
「まで」はその時まで継続する
「までに」は締め切りを表す
T:皆さん、学校は何時からですか?
S:9時からです。
T:そうですね。じゃあ9時10分に来てもいいですか?
S:ダメです。
T:じゃあ8時半は?
S:いいです。
T:じゃあ8時58分は?
S:いいです。
T:そうです。学校は9時からですから、皆さんは9時までに学校に来なければなりません。
板書
9時までに学校に来なければなりません。
期限と動作を与えて文を作らせる。
例:土曜日・本を返します
→土曜日までに本を返さなければなりません。
問題で確認
きのう、12時(まで・までに) ねました。
ぎんこうは 、3じ(まで・までに)です。
など
なくてもいいです。
〜なければなりませんの反対の意味で、する必要のないことを表す。
「〜なければなりませんか」の質問に答える形で導入するとわかりやすい
T:ユウタ君は毎日学校へ行きます。朝6時に起きなければなりません。でも日曜日は学校がありません。
T:S1さん、日曜日は早く起きなければなりませんか?はい? いいえ?
S1:いいえ。
T:そうですね。いいえです。
T:早く起きなくてもいいです。
板書
T:肉、魚、パン、冷蔵庫の絵カードを見せて、肉と魚は冷蔵庫に入れなければなりません。じゃあパンは?
文字カードでVなくてもいいですへの変換練習
絵カードで文章を言う練習
Q&Aで練習する。
例:皆さん、お金持ちにならなければいけませんか。
例:毎日、漢字を勉強しなければなりませんか?
~は(目的語の取り立て)
たくさんの中から一つを選ぶ
大きいスーツケースの絵カードを用意して旅行に行く場面設定をする
かさ、シャツ、パスポート、くつ、本、充電器などの絵カードも用意する。
傘を入れましたか?
傘を入れました。
シャツを入れましたか?
シャツを入れました。
パスポートは?
パスポートは鞄に入れました。
最初は「を」から始めて「は」を使う。