できるようになること
- 物事の状態について、「〜てあります」を使って説明できる
- 準備など、将来の為に前もってしておくことを述べられる。
他動詞て形+あります。
29課で勉強した「自動詞+ています」
窓があいています→結果の状態を述べる
「あく」という運動が行われた後の、結果の状態が継続している。
他動詞を使った例文
窓を開けています→運動が行われたこと(動作の完了)とその結果の状態が継続していること(結果の状態の継続)の2つ
自動詞文との違いとしては、その行為を誰かが行った結果だという気持ちがある。
〜に〜が〜てあります
他動詞+てある
T:(教室の壁の地図などを指差して)これはなんですか?
S:地図です。
T:そうですね。勉強で使いますから、私が貼りました。
T:今、どうですか?
S:・・・
T:あります。壁にあります。
T:壁に地図が貼ってあります。
T:これは誰の本ですか?
T:(名前が書いてあるのを見せて)○○さんのですね。○○さんは本を買ったとき名前を書きました。どうしてですか。
S:自分の本ですから。
T:そうですね。自分の本ですね。名前を書かなかったら、Aさんの本ですか?Bさんの本ですか?わかりません。だから名前を書きました。
T:今はどうですか?名前はありますか?
S:はい、あります。
T:そうですね。あります。本に名前が書いてあります。
変形練習
置きます→置いてあります
消します→消してあります
つけます→つけてあります
閉めます→閉めてあります
〜は〜に〜てあります
例:絵などを活用して、初めて誰かの部屋に行ったシチュエーションを作る
T:初めて○○さんの部屋に入りました。
T:あっ人形があります。どこにありますか?
S:棚の上にあります。
T:そうですね。人形は棚の上に置いてあります。
板書
①人が置きました。
②今、あります。
T:カレンダーはどうですか?
S:壁にあります。
T:壁に貼ってあります。
T:カレンダーは壁に貼ってあります。
板書
教室にあるものでQ&A
○○はどこにありますか?
〜まえに、他Vテ形+おきます
T:日曜日パーティーをしましょう。
T:準備します。何をしますか?
S:飲み物を買います。料理をつくります。
T:パーティーの前に、飲みものを買っておきます。
板書
「〜まえに、Vテ形+おきます」で準備をしますの意味です。
リピート練習
動詞の文字カードを見せて、Vテ形+おきますの変換練習
絵カードを見せて、「〜まえに、Vテ形+おきます」の練習
その他の例
例:今日、彼女とデートをします。キスをしたいです。(はぁはぁ、口臭を確かめる)
準備をします。歯を磨きます。デートの前に歯磨きをしておきます。
T:皆さん、もうすぐ夏休みですね。何をしますか?(雑談をする)
T:私は、旅行へ行きます。皆さん旅行の前に何をしますか?
S:ホテルを予約します。
T:いいですね。旅行の前にホテルを予約しておきます。準備です。
〜たら、他Vテ形+おきます
T:パーティが終わりました。お皿を・・どうしますか?Sさん。
S:洗います。
T:そうですね。お皿を洗います。また使いますから、洗います。
T:お皿を洗っておきます。
板書
★次に使いますから
T:部屋はどうしますか?掃除しますか?しませんか?
S:掃除します。
T:そうですね。次に使いますから、掃除します。
T:部屋を掃除しておきます。
〜から+おきます
「〜ておく」には放置を表す用法がある。
この用法の特徴は動作が行われないことにある。
具体的な動詞は使わずに「そのまま」を使うこともある。
例:明日使いますから、そのままにしておいてください。
T:エアコンがついていますね。
S:はい。
T:今暑いですから、エアコンを消しません。何もしません。
T:エアコンをつけておきます。
T:(鞄の中を見せて)何が入っていますか。
S:本です。
T:そうですね。私は本を出しません。
T:何もしません。鞄に本を入れておきます。
T:エアコンがついています。消しません。何もしません。エアコンをつけておきます。
T:かばんに本が入っています。出しません。何もしません。鞄に本を入れておきます。
T:この「~おきます」は、「何もしません」です。