できるようになること
- 普通形が作れる。
- 丁寧形、普通形の違いがわかる。
- 親しい人と簡単な普通体の会話ができる。
動詞形・普通体
同じ内容の会話を丁寧体、普通体にしたものを聞かせる。
又は、ホワイトボードの左側に丁寧体、右側に普通体の会話文を書く。
左:丁寧体
A:今週の土曜日は何をしますか。
B:映画を見ます。Aは何をしますか。
A:京都へ行きます。
B:いいですね。
右:普通体
A:今週の土曜日何をする?
B:映画を見る。Aは?
A:京都行く。
B:いいね。
普通体は、家族や友達との会話で使われること、新聞、本、書く時に使われることを説明する。
また普通体で使われている4つの形(辞書形、ない形、た形、ない形+なかった)を普通形ということを説明する。
「。」→「?」や助詞「を」「に」「へ」などを省略する場合があることも軽く説明する。
文字カードを見せて、4つの形(辞書形、ない形、た形、ない形+なかった)をいう練習をたくさんする。
あります→ある、ない、あった、なかった
来ます →くる、こない、きた、こなかった
練習する時は、その単語の意味を確認してから練習をすると生徒とのやりとりもできて良い。
T:(ジェスチャーで)水を?
S:飲みます。
T:(起きますのカードを見せて)朝8時に?
S:起きます。
T:(置きますを見せて)鞄を?
S:置きます。
疑問文
質問文は「か」がつかないこと、上昇イントネーションで示されることに気づいてもらう。
例
明日、アニメを見ますか。
↓
見るか。
↓
見る。(か)を消す
↓
見る?⤴️
うん/ううんの練習もする。
明日、学校へ行く?
うん、行く/ううん、行かない。
T:「昨日ゲームをしましたか。」は「昨日ゲームをした?」です。
「昨日日本語を勉強した?」という質問にして生徒に質問していく。
うん/ううんで答えない疑問文も練習する。
T:朝何食べる?
S:パンを食べる。
一緒に〜ない?
T:6課で勉強しました、映画のチケットが2枚あります。一緒に、
S:一緒に映画を見ませんか。
T:そうですね普通体は「一緒に映画を見ない?」です。
変換練習
T:一緒に行きませんか?
T:一緒にご飯を食べませんか?
T:「ええ、いいですね」は「うん、いいね」
S:うん、いいね。
T:「すみません、ちょっと」は「ごめん、ちょっと」です。
リピート練習
い形容詞の普通体
簡単なやりとりを示し、「です」をとった形が普通体であることを教える。
- どちら → どっち
- こちら → こっち
- そちら → そっち
- あちら → あっち
な形容詞/名詞の普通体
やりとりでは示さず、単純に「です」の部分が変化することを示す。
「です」の活用部分が、「だ」「じゃない」「だった」「じゃなかった」となる。
普通体(な形容詞/名詞 の疑問文)
普通体のやりとりを導入する。
質問文は「だ」が落ち、答える場合も「だ」をあまり使わないことを示す。
なんですか→なに?になるので確認も兼ねて、質問に取り入れる。